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40代、子なし専業主婦の雑記

【読書記録】鵼の碑/京極夏彦(講談社)/本の分厚さにニヤニヤしながら読みました


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・鵼の碑/京極夏彦(講談社)



以下、講談社Book倶楽部の内容紹介文
↓↓↓


内容紹介
【単行本】
百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編がついに!

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。 消えた三つの他殺体を追う刑事。 妖光に翻弄される学僧。 失踪者を追い求める探偵。 死者の声を聞くために訪れた女。 そして見え隠れする公安の影。

発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、 縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。

シリーズ最新作。

(https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000380699)





もうさ、17年ぶりの長編とか言われると、自分がいつの間にか年取ったことに気づかされて愕然とするよね………

私の読書記録ノートによると「姑獲鳥の夏」を読んだのは1998年(平成10年)で、なんと26年前でした!!!

ひ~~~っ!恐ろしいぃ

その後何回も読み返しているし、
(何度か読まないと理解出来ない私の脳ミソのスペックの問題か?)
途中短編も読んでるからそんなに久しぶりな感じはなかったです

でも、最近は読み返してなかったので、作中の会話に出でくる事件がどんなだったか、すっかり忘れてる部分もありました
多少、あれ~??となりながらも、特にストーリー的には問題ないので、読み進めましたけどね

あんまり内容に触れると、これから読む方の楽しみが半減しちゃうから、サラッとした感想にしておきますよ


まずは、いつもながらに「厚み」が凄い
図書館には単行本の分厚のしかなくて、それを借りて読んだのだけど、
ちょっとした辞書の厚み(約6cm)だったから笑ったわ

とてもじゃないけど、持ち歩けないし、ゴロゴロしながら読むも不可でした
厚ければ厚いほど、ワクワクしながら読むからいいんだけどね

自分で買う場合は、文庫版を待った方がいいかも知れない………と思いました



内容としては、いつもながらあちこち色々絡まりながら、最終的に京極堂が祓っちゃうパターンです
今回は、ちょっとあっさりしてたかなぁと思います

関口さんが、案外精神的にしっかりしちゃったのがちょっと残念な気がしたのと
榎木津さんが、ただの馬鹿っぽい感じにされちゃってて
どうなんだ?と思いましたかね

緑川さん(女性)という魅力的なキャラが登場したけれど、あの方は別な話にも出てたのかなぁ?
私の記憶には無いんだけれども、自信はない
また続きがあるなら緑川さんの活躍に期待したいですね


五味太郎さんが、言葉が出来ると足りてないような気になる
みたいな話をドキュメンタリーの中でしてたのを思い出した

「男女平等とか人権尊重とか、そんなのあたり前でしょ?
言葉が出来たから不平等に目が行くし、尊重されてないって思うのよ」

みたいな話だったと私は記憶してるんだけど、
言葉が出来るということは概念、文化が出来たってことなんだよね多分

みんなの心の中にはモヤモヤと形になりきらない「何か」はあったんだけど
それに名前がつけられたことによって、厳然と「ある」ことになっちゃうのよね~

鵼もそんな感じだったのかも知れないね



これをきっかけに、時間をみつけて、また姑獲鳥~から読み返そうと思っているのですが、
全部一旦手放してしまったからなぁ
文庫版の小さいのを買い直すことにしようかと思案しています
電子書籍は味気ないからさぁ



ではまた次回(・ω・)ノシ




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